2010年 10月 18日
銀山温泉ジニー女将はもう帰らないそうな!
銀山温泉の知名度を全国区にしたのは、藤屋のジニー女将だった。
青い目の女将はもう帰ってこないそうだ。
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【本文】
■銀山温泉ジニー女将はもう帰らないそうな!■
磐梯朝日国立公園は雄大だった。
浄土平に登ると空気は澄んでいてきれい。
蔵王温泉に泊まり、最上川の船くだりも楽しむことができた。
観光バスで尾花沢の郊外を通過するとき、地元のバスガイドが銀山温泉のことを話してくれた。
銀山温泉は古い木造のしなびた温泉宿が建ち並ぶところ。
全くの無名の温泉地だったそうな。
そこの藤屋にアメリカ人のジニーさんが嫁いで女将になった。
青い目の女将としてマスコミが取り上げた。
たちまち、藤屋も銀山温泉も有名になった。
NHKドラマの「おしん」で、おしんの母ちゃんが働いていたのが銀山温泉だったというが、この時点では有名にならなかった。
ところが、藤屋は超近代的な建物に建替えられてしまった。
周りの木造旅館との調和が失われた。
料金も最高級温泉旅館並みに高くなった。
一般の人が行ける価格設定ではない。
バスガイドが説明を続けた。
ジニー女将はそもそも建替える必要性を感じててなかった。
どうしても建替えるなら、日本の伝統を守った木造建築を望んだ。
だから、近代的建物になり、日本の古い文化を愛するジニー女将はショックだった。
ついに、離婚してアメリカに帰ってしまった。
もう、帰ってくることはない。
莫大な借金をして近代建築にした藤屋の客足はさっぱり。
もはや、藤屋は風前の灯。
地元のガイドさんは実によく知っている。
ネットの記事では離婚とまでは書いていないし、きっとまた戻ってくると書いてあるのだが・・・。
=コンピテンシー宣教師=
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