2012年 06月 30日
オリンパス、内部通報社員に冷や飯は無効の判決決定!
不正や不祥事を会社のコンプライアンス部門に通報しても、秘密を守らなければならないことになっている。
だが、オリンパスは通報者の名前を明らかにして冷や飯制裁を加えた。
最高裁の判決は、通報者の逆転勝訴だった。
久しぶりに「正義が勝つ」を見た気がする。
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【本文】
■ オリンパス、内部通報社員に冷や飯は無効の判決決定! ■
社内のコンプライアンス窓口に上司の不正を通報して配置転換され、冷や飯を食わされた浜田正晴氏が晴れて「冷や飯無効」を勝ち取った。
浜田氏は、上司が取引先企業から社員を引き抜こうとしていることを不正行為としてコンプライアンス部門に通報した。
ところがコンプライアンス部門の担当者は浜田氏の名前を明らかにしたため、とんでもない配置転換を余儀なくされ、冷や飯を食わされた。
第一審ではオリンパス側の勝訴、第二審は浜田氏の勝訴。
最高裁では第二審の判決どおり浜田氏の勝訴となった。
浜田氏は1千万円の損害賠償を求めていたが、賠償額は200万ちょっとだった。
浜田氏にとって、金額は問題ではない。
莫大な損失隠しを長年やった歴代の経営トップ。
企業体質は押して知るべしだ。
経営陣も刷新され、ソニーの傘下に入れば改革も進むだろう。
オリンパスは、浜田氏と話し合い、希望を聞いて配置を決めるとコメントした。
=コンピテンシー宣教師=
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配信元は、彩愛コンサルピア
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