2014年 08月 10日
カンボジアの老婆の一言で地雷除去機を開発した「日建」は旧「山梨日立建機」だ!
思わぬ人の一言に素直に耳を傾けられるだろうか。
カンボジアの老婆の悲痛な叫びに耳を傾けた中小企業の社長の「第二創業」について取り上げる。
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【本文】
■カンボジアの老婆の一言で地雷除去機を開発した「日建」は旧「山梨日立建機」だ!■
「山梨日立建機株式会社」という会社が「株式会社日建」と社名を変更している。
社長は雨宮清氏で変更はない。
旧「山梨日立建機」は主に、日立建機の建設機械を販売したりメンテナンスする会社だ。
東南アジアにも売り込みをかけようと各国を回って営業活動をしていた。
カンボジアに行ったとき、ある老婆に「あなた、日本人でしょ。私たちを助けてください」と悲痛な顔で声をかけられた。
ふと気づいてみると片足の人が多い。
地雷を踏んでしまい、けがをした人たちだ。
雨宮社長は決心した。
「現地の人々に役立つ地雷除去機を開発して提供しよう」と。
建設機械の先端に地雷除去機のアタッチメントを組み込み、土を掘り起こしながら同時に地雷を爆発させてしまう優れものだ。
これを政府開発援助の制度を使い、現地に提供するのだ。
カンボジアだけでなくコロンビアや多くの国々で、地雷のため、農業をやるうえで弊害になっている。
地雷除去機の開発は日建にとって価値ある「第二創業」だった。
正に社会貢献、国際貢献だ。
当然社員のモチベーションも高まる。
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