2007年 08月 08日
ブルドックの防衛策「適法」も赤字転落の波紋!
【本文】
◆ブルドックの防衛策「適法」も赤字転落の波紋!◆
スティールパートナーズから仕掛けられたTOBに対する買収防衛策は最高裁でも「適法」とされた。
これでとりあえずスティールからの買収は回避される。
しかしスティールに新株予約権を行使させないために30億近い金を支払うことになった。
そのほか弁護士費用などで多額の費用を計上。
今期は大幅な赤字に転落することが確定した。
会社は誰のものかと法的に掘り下げれば株主のもの。
大半の株主が是としない今回のスティールの買収劇は株主判断が尊重されることとなった。
しかし転んでもただでおきないのが投資ファンド。
ちゃっかり30億円を手にすることに。
うまみのあるやり方だ。
こうして司法のお墨付きが出た今、多くの会社は買収防衛策を導入していくことだろう。
歴代の経営者と社員が長年汗水たらして築き上げた会社がハゲタカにのっとられるのは会社にとっても従業員にとってもやりきれない。
当事者同士の合意に基づく買収でなとい日本ではまだまだ受け入れられない。
そんな風土があってもいいのではないか。
ハゲタカやハイエナがはびこっては社会全体の秩序が乱れる。
赤字に陥るブルドックは早く経営を立て直して支持してくれた株主の期待に応えてほしい。
=コンピテンシー宣教師=
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配信元は、彩愛コンサルピア
Windows Mode 2月号「人間力養成講座」の中で「読んでおきたい一冊」として採り挙げられました。
著書「中堅・中小企業のためのコンピテンシー入門」
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