2007年 10月 18日
見切り発車した郵政民営化の苦悩!
【本文】
◆見切り発車した郵政民営化の苦悩!◆
10月1日、郵政公社は日本郵政という持ち株会社の元に郵便事業会社、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、郵便局会社という4事業会社に分かれてスタートを切った。
まとめるのは三井住友銀行出身の西川社長だ。
たとえば全国の郵便局には日々何通もの通達文書が送られてくるという。
「人を減らせ、コストを減らせ、仕事はたくさん取り込め」といった内容が多いという。
しかし、いかんせん現場のレベルは低い。
人材もいないか育っていない。
長年マイペースで仕事をしてきた職員にとって苦痛この上ない。
現場は疲弊しきっている。
そして現場は「人件費ケチケチ作戦」と捉えている向きがある。
民営化に先立ってトヨタ式生産システムを導入したが定着しなかった。
車と郵便を一緒にされちゃかなわないというスタンスだった。
だからトヨタ式を労働強化と捉えている。
さもカイゼンされたようないい報告を上げるが実態はカイゼンされていない。
まず、働く意味から教える必要があるのではないか。
達成感、やりがいというものを体感してもらうに限る。
カイゼンの喜びを感じてもらう必要もある。
ローマは1日にしてならずだ。
時間は掛かるが地道に一歩一歩やっていくしかない。
年老いて動作が鈍くなった巨象を若返らせればきっとカイゼンは緒に付くに違いない。
=コンピテンシー宣教師=
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配信元は、彩愛コンサルピア
Windows Mode 2月号「人間力養成講座」の中で「読んでおきたい一冊」として採り挙げられました。
著書「中堅・中小企業のためのコンピテンシー入門」
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