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エステー再生は商品の転換だった!

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【本文】


■エステー再生は商品の転換だった!■


エステー(旧エステー化学)はもともと防虫剤のメーカーだった。


防虫剤の市場のパイは先細り傾向だった。


それとともにエステーの業績も当然先細る。



そこで現会長鈴木喬氏が社長時代に商品転換という思い切った手を打った。



消臭剤や芳香剤というエアケア商品に転換を図ったのだった。



これがうまくはまった。



会社の経営は常に第二創業を視野に置く必要がある。



今の商品であと何年飯が食えるかを占う必要があるということだ。



将来を深く洞察し、新規事業や新商品を開発しなければならない。



当然リスクが伴う。



正しい判断はできるが決断をきっちりやる経営者は少ないだろう。



鈴木氏は決断力なるコンピテンシーにも長けていた。



経営者は、お付の運転手が運転する黒塗りの車で移動するのが常だ。



しかし鈴木氏は、営業マンが運転する営業車の助手席に乗って営業マンといつも対話していた。



何でも聞き出し、実情を正しく掴んでいた。



第一線の社員は実情を一番よく知っているからだ。



だから正しい判断ができた。



しかも適時決断力、これが会社再生の原動力になった。


            =コンピテンシー宣教師=


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by shimo3781 | 2008-03-05 16:40 | マーケティング | Trackback