2008年 07月 07日
漁業者は輸出に活路を求めるか!
【本文】
◆漁業者は輸出に活路を求めるか!◆
「いさり火恋歌」。
今では「いさり火哀歌」と言ったほうがいいようだ。
かつお船もマグロ船も含めて赤字経営はやっていられないと全国2万隻もの漁船が休漁するのだという。
船舶はA重油を燃料に使っているが、3~4倍にも値上がりし、操業すればするほど赤字になるという。
築地の商いもピーク時の4割減というデータもある。
日本人の魚離れは深刻だ。
輸入の魚も日本の輸入業者は買い負けるとぼやいている。
中国、ロシアや多くの国々では富裕層を中心に高級魚を食べるようになった。
地球規模で見れば魚の値段は上がっている。
だから買い負けするというわけだ。
A重油高騰、しかし漁獲量は低調で魚の価格は安いまま。
かくなるうえは、日本の漁業者は輸出に活路を見出すしかないということか。
水揚げした魚は国内の流通ルートに乗せずに、海外向けの流通ルートに乗せる仕組みの確立が大事だ。
漁師たちが次々廃業してしまえば日本の漁業は崩壊する。
崩壊するくらいなら、輸出に活路を見出すことも許されよう。
事実、その動きは出ているようだ。
国民が気づいたときは、魚はみんな海外向けになっているかもしれない。
漁業者たちを支援するホワイトナイトが現れてほしいと願う。
=コンピテンシー宣教師=
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