2009年 11月 01日
サイゼリヤ、一人勝ちの方程式!
外食の勝ち組は「餃子の王将」と「サイゼリヤ」と思われる。
今回はサイゼリヤの一人勝ちの方程式に迫る。
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【本文】
■サイゼリヤ、一人勝ちの方程式!■
先般すかいらーくの店舗がすべて消滅した。
外食産業冬の時代か。
特にファミレスは壊滅状態に近い。
そんな中、外食一人勝ちと思われるのがイタリアンのサイゼリヤだ。
一代で800店舗、850億円の外食産業に育て上げたのが正垣泰彦会長だ。
学生時代から飲食業をやり始めたが最初はうまくいかなかったという。
物理出身の正垣会長は色々考えた挙句一人勝ちの方程式を生み出していく。
たとえば500円のパスタを段階的に7割引の150円まで下げたところ200メートルの行列が出来た。
もちろん、品質やボリュームは落とさずにだ。
だがお客は来るが儲からない。
そこでムダを徹底的にそぎ落とすことを考えざるを得なくなった。
増えるお客に対応するため、店舗を次々ドミナント展開して分散させた。
お客を裁くため営業時間を長くすると疲れるからだという。
店舗間の味のばらつきをなくすには料理人の腕に頼るのではなく工場で加工するに限るという結論に達した。
厨房も合理化し、繁盛店でも女性の店長が一人で短時間に次々調理できるようにしてある。
パスタは本場イタリアから仕入れる本物。
野菜は契約農家から直接仕入れる無農薬野菜。
さらには自社農場まで保有して種から一貫して収穫する仕組みを構築している。
「うまくて安い」がコンセプトだ。
疑い深い人は一度サイゼリヤで食べてみることだ。
正垣会長は、新幹線は自由席、飛行機はエコノミーだ。
少しでも節約して顧客に還元しようという姿勢だ。
クレジットカードも使えない。
手数料が高く、回収までの期間も長いから経営的には困る。
その分も顧客に還元しようという姿勢だ。
上記の説明から一人勝ちの方程式を読み取ってほしい。
=コンピテンー宣教師=
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