2011年 06月 09日
当たっても仮設に入居せず、一方で外れた住民の怒り爆発!
せっかく完成した仮設住宅。
抽選に当たった人、外れた人の人生ドラマが展開されている。
せっかく当たったのに入居しない人が多いというから穏やかでない。
外れた人は不満爆発だ。
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【本文】
■当たっても仮設に入居せず、一方で外れた住民の怒り爆発!■
「お盆過ぎまで7万個強の仮設住宅を建設し、希望者全員に入居いただく」と息巻く菅総理。
だが、実現はほとんど不可能に近い。
そんな中、南三陸町の仮設住宅で、抽選に当たったのに被災者が入居せず、空き家になっている仮設住宅が目立つという。
当たっても入居しない理由は次のようなものだ。
□ 水道の復旧の遅れで仮設住宅に入っても水が飲めない。
□ 交通のアクセスが悪く、通院や買い物が不便。
□ 避難所で無料だった食事などが自腹になる。
理由はともかく、抽選にもれた住民は大いに不満だ。
志津川中学の校庭には102戸の仮設住宅が並ぶが、入居開始から一ケ月経っても20戸が空き家になっている。
布団袋だけ運び入れて空き家になっている例もあるという。
志津川小学校の校庭にも60戸が建設されたが、10戸が空き家になっている。
カギを引き渡しても実際入居しないのだから、権利を消滅させて次の人に入居してもらったほうがいいのではないか。
水の入手は何とでもなるから、あまりいいわけにはならない。
通院や買い物が不便なのは承知の上で応募しているはずだ。
町がリムジンバスなどを手配することで解決できる。
一番大きな理由は、ただの食事などが自腹になることではないのか。
義援金は日本赤十字社の口座の中に眠ったままで、本当に必要とする被災者に渡っていない。
実際、お金のない人も多いということだ。
たとえ仮設を建設しても、いくつかの課題も同時に解決してあげなければ、特に弱者の立場のお年よりは入居すらもできないということだ。
ここは、きめの細かい行政の対応が待たれる。
=コンピテンシー宣教師=
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