2018年 08月 09日
道楽者を後継者にしてはならぬ!
創業者がたった一台の車でタクシー会社を設立した。
桜にNのマークのN交通だ。
ところが息子の二代目がゴルフ場や不動産に手を出して破綻寸前にさせた。
三代目の孫がいろいろ苦労したが再建に成功した。
道楽者を後継者にしてはならない。
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【本文】
■ 道楽者を後継者にしてはならぬ! ■
業種・業態を問わず、創業者は経営資源の乏しい中、苦労して会社を興す。
信用の厚い創業者は各方面の人から支援を得て、そこそこ会社を大きくして二代目の息子にバトンタッチすることが多い。
たまたまバブル期で財テクと言うキーワードが流行っていた。
二代目が不動産やゴルフ場に投資し、バブルがはじけて会社は火の車になった。
タクシー最大手のN交通の場合もそんな感じだった。
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ハーバードに留学し、NBAを取得している孫が三代目に就任したが、経営のプロを前面に出しすぎて古参の幹部と衝突し、最初はなかなかうまくいかなかった。
車を徹底的に清掃し、ドライバーのマナー教育に力を入れたところ、潮目が変わった。
ITを駆使して効率的にお客様を獲得するなど経営革新に力を入れ、見事再建に成功したが、二代目のような道楽者を後継者にしてはならないと言う教訓を得た。
= コンピテンシー宣教師 =
配信元は彩愛コンサルピア