2019年 01月 06日
凋落経営者と再建経営者の差はマネジメント力!
「どんな社会貢献をしているのか」と経営者に質問する記者がいる。
雇用を守っていると答える経営者は偉い。
だが、記者は「そんなことは当たり前だ」と考える。
雇用を守ることがどれだけ大変なことかを理解していない記者は取材する資格もないのではないか。
=================================
【本文】
■ 凋落経営者と再建経営者の差はマネジメント力! ■
投資家向けの説明会で「買収した会社ではどれぐらいリストラするのか」と必ずと言ってよいほど質問されると日本電産のN会長が語っていた。
N会長は「ゼロ」と答えた。
質問者から「そんな会社の株は買えない」と言われたそうだ。
この質問者は認識不足もはなはだしい。
リストラせずに再建することがどれほど大変なことか、それさえも認識していないのだ。
経営者のもっとも大事なミッションは、多くの社員を雇用し、その雇用を守ることだ。
さらに、そのうえで利益を挙げ、納税と言う形で社会に還元することだ。
先般、東芝で社長を努め、凋落の原因を作ったN氏が亡くなられたことが新聞に小さく掲載された。
かつて、めざしを食って東芝を再建した故土光敏夫氏は草葉の陰で嘆いていることだろう。
凋落経営者がいて再建経営者がいて、マネジメント力の差は天地の開きがある。
= コンピテンシー宣教師 =
==========================================
配信元は彩愛コンサルピア