2022年 06月 07日
値引きばかり要求するスーパーを切った牧場の勇気!
月に1千頭もの豚を取引していたダイエーは、値引きばかりを要求し、よそからいくらでも仕入れられると脅した。明日からの納入を全て断って取引を中止した。
~新田嘉一氏の言葉~
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【本文】
■値引きばかり要求するスーパーを切った牧場の勇気!■
旧松下電器は松下幸之助氏が元気いっぱいのとき、同じく飛ぶ鳥を落とす勢いだった中内功氏が率いるダイエーと取引していた。
ダイエーはメーカー希望小売り価格よりもはるかに安い価格で家電品を販売した。
怒り心頭の松下氏は、ダイエーには商品を提供しないと取引を中止した。
これが「ダイエー、松下30年戦争」である。
メーカーが小売を統制していた時代の名残で、もはや小売の力がメーカーをしのぐ時代になりつつあることに松下氏は気付かなかったようだ。
山形県酒田市の郊外に「平田牧場」という養豚業を営む会社がある。
「平田牧場」の豚の肉は極上肉として高値で取引されていて、安物とは一線を画していた。
人の顔さえ見れば値引きを要求するダイエーのバイヤーの態度に激怒した当時の新田社長はダイエーと縁を切り、「平牧三元豚」のブランドを確立していった。
=コンピテンシー宣教師=
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