2007年 09月 07日
タクシードライバーになる動機は「他に仕事がない」!
【本文】
◆タクシードライバーになる動機は「他に仕事がない」!◆
日本交通の川鍋社長が学生アルバイトを使って東京駅のタクシー乗り場でドライバーにアンケート調査をしたことがあった。
タクシードライバーになったきっかけは?
「適当な仕事がなかったから」という回答が断トツの一位」だった。
今のタクシー会社を選んだ理由は?
「家が近かったから」と「知人がその会社でドライバーをやっていたから」をあわせて50%以上を占めた。
サービスを必要としない業界という構図なのだ。
しかも積極的に選んだ職業ではなく、会社に憧れてもいない。
今日本交通のドライバーの年収は日本でトップクラスの493万円。
全国平均が302万円だから200万円ほど高く、都内の他社のドライバーよりも60万円も高い。
サービスの質を上げ、ドライバーのマナーを磨き、7割は黒塗りのタクシーに切り替えた。
無線でのコール率も高く、流していても手を上げてもらえる確立が高い。
これまでサービスとは無縁できたドライバーたちへの教育訓練は骨が折れる。
タクシー王子の川鍋社長は各営業所に出向き、キャラバン説明会を繰り返しているという。
なんでそんなこと必要なのかと噛み付くドライバーにも怒りをこらえて説明し、お願いをする姿には頭が下がる。
規制緩和の「陰」といわれるが、今行政に物申しても全く解決しないと思われる。
だから川鍋社長は、ただひたすら自力で活路を見つけて努力しているのだ。
川鍋社長にエールを送る。
=コンピテンシー宣教師=
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配信元は、彩愛コンサルピア
Windows Mode 2月号「人間力養成講座」の中で「読んでおきたい一冊」として採り挙げられました。
著書「中堅・中小企業のためのコンピテンシー入門」
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